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2009年04月23日(木)
ケータイムマシンでGO
タイムマシンあったら、いいのになあ!
それは、子どもならだれでも(いや、いくつになっても)思いますよね。
そんな夢のマシンが、携帯電話の形をしていて未来から届いた!
主人公は、小学校4年生の明日香ちゃん。
こんな楽しいおはなしの新シリーズ(フォア文庫)が始まりました。
作者は知り合いの作家さん、山田理加子さん。
明日香ちゃんに携帯をおくってくれたのは、200年後のお姫様という設定も楽しく、軽快な文章でタイムとラベルのハラハラドキドキ感も体験できます。
一巻がでたばかりだけれど、今から、続編がとても楽しみなシリーズです。



2009年04月22日(水)
あえてよかったね
またまた、私の尊敬する作家さん、山末やすえさんの新刊がでました。山末さんも、もう何十冊という本をだされているかたですが、なんと、お宅におじゃまさせていただいたことがあります。
数年前、児童文学者協会の会報部のお手伝いをさせていただくことになり、それがご縁で、山末さんはじめ、以後、プロの作家さんたちにもおおぜい出会うことになったのですが…、まだ、お会いしてそれほど親しくもなっていない私を、他のメンバーと一緒にお宅にお招きくださったのです。まあ、その前に、伊豆高原のすてきな別荘地にお住まいをもつ、山末さんのお宅に「行きたいです〜! おじゃましたいです〜!」と訴えていたのですが…。
とにかく、外見はおしゃれで、口調はやさしく、書く作品は楽しい…、すてきな方です。
今回の作品も、主人公姉妹ワカバとアスカのひばちゃん(ひいばあちゃん)の不思議なせかいにつれていってくれます。タイトルのとおり、こども読者が「あ〜、この本に、あえてよかった」と思うようなステキな本。



2009年04月20日(月)
まるまれアルマジロ
安東みきえさんの新刊がでました。
新聞にも大きく広告がのり、本屋さんでも、一等地に平済み!
さすが〜、というほかはありません。

前作「頭のうちどころがわるかったくまのはなし」につづく、動物哲学シリーズ! とでも言ってよいのかどうか…。とにかく、アルマジロをはじめいくつかの短編が、それぞれ楽しいです。
なにも考えていないような生き物たちが、じつは一番哲学的なんだ…っておもわせてくれる。ラストのオチも笑えます。



2009年04月19日(日)
山からの手紙
尊敬する作家さん、最上一平さんの新刊がでました。最上さんは、私がはじめて児童文学者協会の創作教室に通ったときの先生でした。たくさんの著作があり、課題図書も多い最上さんのことは、知っていましたが、お会いしてすぐに、ファンになりました。
なにしろ、暖かい雰囲気、ぽつぽつとするおもしろいお話…、なにげなくまわりを励ましくれる人柄。
作品のひとつひとつにも、その味わいが出ています。
今回の山からの手紙も、昭和の山村の懐かしい雰囲気を残しつつ、こどもたちの絆や、こどもたちの目からみた、おとなの姿がおもしろさを織り込みながらしみじみと描かれています。



2009年04月16日(木)
うれしいこと
うれしいことがありました。
昨年の秋、
くもん出版主催の「おはなしエンジェル子ども創作コンクール」のパーテイで出会った、ご姉弟あかねちゃんとこうやくんからお手紙が届いたのです。

パーテイの席で、お母様ともお話し、一緒に写真を…とのことで、おこがましくも一緒にパチリ!
その写真を、児童文学者協会に送ってくださり、それが転送され、我が家に届いたというわけ。

写真よりなにより、うれしかったのは、ふたりの手紙。
3年生のあかねちゃんは、私の作品が収録されている本(アンソロジー)をつぎつぎ捜して読んでくれたらしく、うれしい感想を、達筆な字で綴ってくれていました。
1年生のこうやくんは、便箋いっぱいに、鉄道のイラストを描いてくれていました。

書くことは、地味なひとりの作業だけれど、こういう出会いがあるからこそやめられない…と、改めて思った春でした。




2009年04月02日(木)
人の運、不運は、定めがたい…」
きのうの読売新聞の編集手帳に
「江戸時代、祭りにでかける途中で、スリに紙入れをすられたおかげで、永代橋が落ちて、多数の死者がでたとき、その犠牲にならずに済んだ。人の運、不運は、定めがたい…」
というようなことが書いてありました。
「生死にかかわらず、天を恨んだ災難にやがて感謝した経験は、年輪を重ねた人ならば、ひとつふたつは持ち合わせている」とつづき
今の若者にあて
「颯爽と社会に旅立つはずだった今日の朝、悔し涙を燃料に再起のエンジンに点火する若いひともいるだろう。人生の不思議な仕掛けも1滴の油になればーそう祈るばかりである」
と結ばれています。

この時代、4月1日というこの日の、この文章に…励まされる人が大勢いるだろな…と、しみじみ思った文章。

もう、四半世紀も前、大学卒業のころ…
バイトと遊びに明け暮れているうちに、そのまま4年過ぎ…。結局は小学校の教師になるか〜と、思っていたら、教員採用試験に受かっているのに、4月になっても連絡がない…。「えっ、なんでや〜?」
でも、そのおかげで、私は、会社員になり、かなり充実した楽しい20代を過ごせたのですから、かえって運が良かった! 今でも、ずっとそう思っています。

退社して、20年…ず〜とお世話になっている(お手紙や、メールのやりとりをしている)会社時代の上司から、つい数日前も、メールがとどきました。
かなり定期的に、「元気ですか?」と連絡をくださる方なのですが、メールは半年ぶりくらい。あれこれ…家族のこと自分の仕事、書き連ねました。

書けば必ず「大変ですね」とか「よく頑張っていますね!」と、返事をくれます。
たぶん、永遠に上司。
思ったのはやはり、人とめぐり会うことの不思議さ…です。


2009年03月26日(木)
今さら言うまでもないけれど、春は不思議な季節。
別れがあっても…、その寂しさを忘れられる新しい出会いがすぐにやってきます。
早々と自分の中の桜が散ってしまっても、外にでかければ本物の桜がそこかしこに咲いているから…、また頑張れる気がする。
寂しがってなんかいられない、落ち込んでなんかいられない。
新しい一歩をふみださなければ…。
そういう意味では、日本の新年度が4月始まりなのは、良いですよね?

毎年、庭に顔を出す『つくし』がそれをおしえてくれます。
まあ、
『つくし』が可愛い…と思うのは、実は庭の手入れをしていない言い訳でもあるのですが…。



2009年03月20日(金)
お墓参り
きょうはお彼岸の中日なので、恒例のお墓参り。
午前中は、風と雨でどうしようか〜と、迷ったけれど、午後からはれるという天気予報が、当たったようです。
雨上がりの爽やかな風にふかれて、父の墓前で手をあわせました。公園墓地なので、早咲きの桜がきれいで、こぶしの花も満開でした。
夕方は夫方のご先祖さまのお墓へ。
こちらは、昔ながらの田んぼの真ん中と、お寺さんの境内の2箇所にわかれていて、去年の秋までは、必ず義父も一緒に行っていましたが、もう、弱ってしまっていけないとのことで、夫とふたりでお参りをすませました。
お墓まいりというのは、正直、ちょっと、面倒だな…とは思います。でも、習慣になっているので、行かなければ、それはそれで良い事が逃げていくような気がしてこわいです。心のどこかに、ご先祖さまが自分たち家族を守ってくれているのだとの気持ちがあるからかもしれません。

そして早いもので、あさって、娘のドレミが修学旅行から帰ってきます。一度だけ電話をよこして「会話が通じなくてへこんでいる」と弱音をはいていたけれど、まあ、それも良い経験…。
ひとりっこなので、よく「娘さんがいないとさみしいでしょ?」と言われるのですが、不思議と、そう思ったことはありません。遠くみえないところで、いろいろな経験をしているのだと思うの方がうれしい親ばかです。


2009年03月03日(火)
ネイルはおまかせ! & のはらのスカート

いつもお世話になっている、プロ作家、じゅんこさんおふたりの新刊本が出版されました。

加藤純子さんの『ネイルはおまかせ』(そうえん社)は、ビンボーだけれど、前向きな小学生ももこちゃんという主人公がとても魅力的。「ネイリストの仕事ってどんなことをするのだろう?」という好奇心も満たしてくれる楽しいおはなしになっています。小学生ならおもわず手に取りたくなるようなキラキラ表紙も、とてもおしゃれな一冊!
☆本の内容☆
天才小学生ネイリストあらわる!?あなたのあこがれのしごとは、どんなしごと?ドキドキでハッピーな、おしごとストーリー。

赤羽じゅんこさんの『のはらのスカート』(岩崎書店)は、春らしいおはなしと、南塚直子さんの素敵な銅版画がぴったりマッチした絵本。大人も蔵書の1冊に加えたくなるような暖かく、かつ透明感のある不思議な世界にひたれます。
☆本の内容☆
おかあさんがつくってくれたスカートには、ゆかりのすきなちょうちょのししゅうがいっぱい。のはらにいくと、スカートのちょうちょが、ゆかりに話しかけてきました・・。やわらかな文章と、日本絵本賞を受賞した南塚直子の美しいエッチングが魅力の絵本。








2009年03月01日(日)
成田空港美容室
娘のドレミが修学旅行でニュージーランドにでかけました。
火曜日まで期末テスト、金曜日に通知表をもらい、土曜日に荷物を詰め、日曜日に出発…というあわただしいスケジュール。
なので…仕方はないのですが、前日の夜になって髪を切りたい…とのこと。なんという悠長な性格! あきれましたが、それならと、かなりはやめの電車で行き、空港内の美容室にかけこみまし。
さぞ、混んでいて手際よくやってくれるだろう…と思ったのは全くの間違い。
出発直前に髪をさっぱり…なんていう人は、そうそういるものではないらしく…。でも、おかげで…、直前にのんびりゆったりの時間をすごしました。

私は待っている間に、雑誌を読んですごしたのですが、その中に、「おくりびと」の脚本家、小山薫堂さんのインタビュー記事があり、とても共感できたので、メモりました。

小山氏いわく
―…、僕の中には、「日常をいかに楽しく過ごすか」というテーマがあるんです。毎日がテーマパークにいったときのようなワクワク感をみつけて楽しめれば素敵でしょ。…
ただボーっと歩くより、何かを発見する気持ちで歩くだけでワクワクしますから。人は生まれたときから死へのカウントダウンがはじまっているのだから、ボーっと過ごしたらもったいない。…



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shiromuku(hu1)DIARY version 3.04