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2008年02月29日(金)
千葉県はきょうでやっと高校受験がおわりです。親子でとりあえず、ほっとしている家庭がおおいでしょう。去年娘の受験でドキドキしていたのがなつかしいです。塾の講師のほうも4年目に突入。やっと慣れてきたとはいえ、やはり、受験生といっしょに毎年一喜一憂してしまいます。来週の発表の日に、こどもたちの笑顔がみられますように…。

2月は、東京にでかける機会も多く、過ぎてみれば、風邪もひけないくらい忙しかった…ような気がして…そのせいか、ここ数日、胃痛+のどの痛みで、めずらしく少々不調でした。普段、元気なのがとりえなのに…。でも、市販の薬で、だいぶ良くなりました。
もう、明日は、3月ですね〜! 春ですね〜!
春は好きなのだけれど…、花粉がつらい…です。


2008年02月08日(金)
ターゲット
神楽坂へ行った帰りに、映画『母べい』を観た。
(職場(塾)の新年ボーリング大会でゲットした、津田沼の映画館のタダ券があったので…。)
平日の午後、客席は、さすがにすいていて、かつ、若い人は皆無で、おそらく私よりずっと上だろうな…というような方がほとんどだった。
なつかしがっているのか、映画と一緒に歌をうたったり、ちょっとし場面で「あ〜、ららら…」などと、つぶやいている声がけっこうきこえてきて、それが、おかしかった。(こちらもタダで見ているので、腹もたたず…、なるほどテレビを見てるような感覚なんだろうな…と、むしろほほえましい。)
「3丁目の夕日」に、昭和30年代生まれの人がはまるように、山田洋二監督は、この作品を戦中〜戦後すぐ生まれの人くらいをターゲットにしてつくったのだろうと思った。

内容は、昭和16年頃、思想犯としてつかまった夫を待つ家族をえがいているのだが、吉永さゆりは、たくましいというより、優雅で…、でも、小・中学生の子のお母さんにしては、(見た目はともかく…)年をとりすぎてんじゃないか?
と、そのへんには、ケチをつけたくなった。が、タダで観ておいてそれもずうずうしいか…と、またまた勝手に思い直し、楽しんだ…。

津田沼の本屋は、児童書がいっぱいおいてあって、感動だった。
知り合いのIさんのシリーズは、3シリーズとも、平積み山積みで…おもわず、講談社からの最新シリーズかってしまった。Nさんの新シリーズも売っていてこれもおもしろそうなので、買ってしまった。
文庫だと、軽いし、値段がてごろなので、つい買ってしまう…。
出版社の心理作戦にみごとに、やられてしまった…。
友人の活躍に感動するのは、さておき、自分も誰に向けて書くか? なにを書くか? ターゲットを見極めて、それに向けての努力をしなければならないな…と、感じた。


2008年01月28日(月)
斉藤さん
先週、テレビドラマの『斉藤さん』を見た。
原作のマンガも知らなかったので、なんという変テコなタイトルなんだろう…くらいにおもっていたのだが、お絵かきに来ている小学生のMくんが「おもしろいよ」と、薦めてくれたからだ。
はまった。悪いことを真正面から注意する、観月ありさ演じる『斉藤さん』は、大人のあるべき姿だとおもう。そして、ただ単に注意するだけじゃなくて、子どもがなぜそんことをしたのか、わかろうとする。私はかなり単純だから、こんなふうな大人がたくさんいたら、世の中少し、かわるだろう…と、おもった。それに自分もこんなふうにできたらどんなにいいだろうとも。

で、はやくも自分を試される機会がやってきてしまった。

きのうの夕方、市営のテニスコートでいつもの仲間とナイターテニス(5時〜9時)をした。5時過ぎにコートにつくと、すでに隣のコートで、中学生らしき男の子たち8人が練習をしていた。めずらしい。(市営とはいえ、ナイターテニスは、コート料の他に照明料金もかかるので、ふだん、ほとんど子どもはいない)
軟式テニス部らしく、ユニフォームらしいものを着ているし、なかなかの腕前で、楽しそうにやっていた。
「この寒いのに…よっぽど好きなんだね」
「まあ、自分たちも物好きとしか言えないけど…」
なにしろ、冬の7時以降なんて、借りているのは、彼らのほかは、私たちのグループだけだ。

7時になり、中学生たちは、練習を終えたらしいが、コートわきで、飲み物を飲みながら、みんなでおしゃべりをしている。(おそらくは、親の迎えをまっているのだろうと思われた。)あの年頃は、みんなでおしゃべりするだけでものも楽しんだよなあ…と、微笑ましく思っていた。
と、ところが…である。
彼らは、突然…、
コート整備(使い終わった後はブラシをかけるのが常識)をせずに、ササーっと帰ってしまったのだ。
おまけに、飲み終わった何本もの空き缶をコートサイドのフェンス際に置いたまま…。

「えっ???」
「ま、待ってよ、君たち!」

その一言がでない。

なにしろ、25年もこのコートでテニスをしてきたけれど、ブラシもかけず、ごみを置き去りにしていった人なんて、今まで一度もお目にかかったことがない。
(テニスをする者が使ったあとのコートを整備したり、コートを汚さないなんてことは、誰にとっても最低限のマナーだ)
ありえない!
おいかけて、注意しなきゃ!
相手は、どうみたってまだ可愛さの残ってる中学生じゃないか!
ここで、大人がいえないからダメなんだ!

でも、とうとう何もいえないまま、彼らは帰ってしまった。
情けない自分に落ち込んでいたら(たぶん、仲間も同じ気持ちだったかも…)ちょうど見回りのおじさん(おそらく市の委託職員さん)が来た。
「注意できなかった自分たちも情けないけれど…」と、言い訳しながら、おじさんに事情を説明し、中学生の置いていった空き缶を指差した。
おじさんの返事は
「あ〜、それは、きっと昨日も私が注意した中学生たちですよ」とのものだった。(なにしろコート予約には、事前登録も必要だし、借りるには住所氏名電話番号まで書類に書き込むのだから)
「きのう、あれほど言ったのに、また同じことをしたんですね…」と、がっかりした様子。
そして、おじさんは自分が悪いわけでもないのに、
「他のお客さんにこんなふうに不快な思いをさせて、本当に申し訳ない。すみません。あらためて注意しておきますよ」とのこと。
そして、おじさんは、中学生の残していった空き缶をかたずけてくれた。

なんだかとてもうれしいような悲しいような複雑なきもちだった。
常識のない中学生に出会い、ふがいない自分に出会い、いいおじさんに出会った夜・・・。
おじさんは、(もちろんコート管理が仕事なのだけれど…、)私たちのふがいない態度を責めるなんてことは全くなく、ただ、中学生のかわりに謝って、ごみをかたずけてくれたのだ。
その思いや姿が伝わないのかな…今の世の中は…。
いや、ホントはなんとか子どもたちにつたえなければいけないな…でも、どうしたら…??
『斉藤さん』にはなれない自分はどうしたらいいのかな?と、なかなか寝付けない夜だった。




2008年01月17日(木)
恵まれているか、いないか・・・
一昨日のこと。
公民館の絵教室で一緒のFさんが、重箱いっぱいのちらし寿司をくださった。
年末に、姉からもらったゆずを、私がおすそわけしたのだが、そのお礼に…とのことなのだ。
その心づかいと、手づくりのちらし寿司(しいたけ、人参,かんぴょう、えび、いか、卵…とにかく具が多いこと!)のおいしかったこと。娘とふたり、大感激&感動だった。
絵をやっている年配の方々は、とても前向きでエネルギッシュな人が多いのだが、Fさんも70歳をこえており、息子さん、お嬢さん、お孫さんもいらっしゃりその合間にもいろいろと忙しい方だ。

で、ふと…娘がいった。
「こういうお寿司つくってくれるおばあちゃんが欲しかった!」
そういえば…娘は、生まれてこの方、「おばあちゃんの手料理」なんて食べたことがないのだ。自慢じゃないけれど、私も料理は下手…。
あ〜、「うちって、おばあちゃんに恵まれてなかったんだねえ…」
って、そんなこと今更言ってももはじまらない。

あっちはあっちで、「娘に恵まれなかった…」「嫁に恵まれなかった」と、思ってるかも…。

そう、おおかたにおいて、家族は選べないのだ!


「家族を選べない…」といえば…。

ゆうべは、神楽坂の児文協で、「Beー子どもと本の会」の合評会だった。今回の課題本は、『ジャック・デロッシュの日記ー隠されたホロコースト』(ジャン・モラ作)。
 海外でもたくさんの賞に輝いた話題の本だそうで、ホロコーストの加害者だった祖父の秘密をしってしまった17才のの主人公が、拒食症になりながら自らを傷つけ、ラストでは祖父の戦争責任を問いつめ、祖父を自殺に追い込んでしまうという、重いテーマの作品だった。
ホロコーストの歴史と、現代の少女の繊細な心をからめて書いており、その少女の姿が痛々しいと感じる…と、ともに「子どもは親を選べない!」ということの重さを思った。
作者は、「戦争の責任を曖昧にしてしまっていいのか? いったい、誰が悪かったのか…? 手を下した者だけが悪いのか? 見て見ぬふりをしたものは? それを忘れたふりをしてのうのうと平和な家庭を築いていていいのか?」という問いかけを読者にしているようだ。
その一方で、過去の罪をわすれてはいけないけれど、「子どもたちは親や祖先の罪まで背負って生きなければならないのだろうか? その罪を告発し懺悔しなければ生きていけないのだろうか?」という裏腹の疑問をも投げかけられた一冊だった。





2008年01月02日(水)
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
大晦日から元旦〜2日と、両方の実家へでかけており、明日3日が私にとっては、やっとフリータイム…といったところです。初詣もまだなので、明日、近くの神社に行こうとおもっております。
今はすでに、2日の真夜中…というより、もう、3日になってしまった時間なので…とりいそぎ…、こちらを見てくださっている方もそうでない方も…今年もよろしくお願いいたします!


2007年12月29日(土)
暮れゆく…
今年は一年、どんな年だったか…といえば、やっぱりまあ楽しく過ごせた一年だった。
たぶんそれは、自分のまわりに元気のもとを分けてくれる人たちがいるからで…それは、家族はもちろんだが、児童文学の仲間であったり…、テニスの仲間であったり…、絵の仲間であったり…、まためったに会わないけれど、メールのやりとりをする昔からの友人だったりする。
特に、月2回公民館の絵教室で会う、絵仲間のTさんの前向きさにはには、ずっとずっと励まされ、感心させられてきた。あちこちでご自身も絵や契り絵の講師をされているTさんだが、公民館では私とおなじF先生の生徒でもある。
ほとんど普通の食事ができない…という難病(ジェル状の栄養剤を摂取しているとのこと)をかかえているにもかかわらず、教室ではいつでも明るく軽快におしゃべりをし、具合が悪くてお休みした人にモチーフやF先生の絵を写真にとって送り、ボーっとして、つい日程をわすれてしまいがちな私には、さりげなく連絡をくれたりする。心が前向きであったかい…というより、いつもいつも誰かが泣かない…(喜ぶ)ように気を使ってくれる。根っからそういう人だということが長年つきあっていると、よくわかり、こういう人がもっと増えれば世の中もっとあったかくなる! と思うのだが、なかなか真似できないのが現実だ。「ついよけいな気遣いをしてしまうから…病気になっちゃったのよ」と冗談もいうTさんだが、Tさん、来年も体調を維持して、楽しい刺激をいっぱいくださいませ。(たぶんこのHPをご覧にはならないでしょうが…)

さてやっと年賀状も送り、ほぼ毎日の冬期講習も年内は明日で最後。ばたばたと暮れていく今年…、振り返っても、特別に極上な思い出はなかったけれど、そこには普通の幸せがあった…思う。来年も、いい年が来ますように…。


2007年12月24日(月)
メリークリスマス!
クリスマスイブ、いかがお過ごしですか?
私ムーンは、一昨日から昨日にかけて、実家へ家族で泊まりに行き、その帰り道、何年ぶりかで、家族でカラオケに行き、自分のド音痴を再認識し、夜は、見逃していた「手紙」を家族一緒にテレビで鑑賞し、絶対泣くまい! と思っていたのに、娘と夫の前で、濡れたテイッシュペーパーの山を築き…、なにやら、楽しく家族では過ごしはしたけれど、なんだかちっともクリスマスの気配のしない、日々をすごしております。
きょうは、きょうとて、娘は補習で学校へ行き、(補習のあとに友達と遊ぶのが目的らしく)「帰りは何時だかわからないよ!」とのこと。まあ、夜中になるようなことはないでしょうが、とにかく、「若者は若者で過ごす」んですね。
自分がかろうじて若者だった時代、「クリスマスイブに、どこにもでかけずにを家で過ごすなんてことは、ありえない!」なんて思っていたのに、しっかりまったくいっさい、今日外出の予定はありません。
まあ、こんなクリスマスがあってもいいかな…とも思うのですが…なんだかな〜…という、気分もぬぐえない!
でもでも、まあ、いいか!
まだ年賀状にも手をつけていないし…、読みかけの本が目の前に積まれたままだし…書きかけのもろもろも…あっ、大掃除もまだ…(どころか小掃除だってしていない)。
う〜ん、どれから手をつけましょうか?

ではでは。
みなさまには、
どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしください。


2007年12月13日(木)
カウントダウン
なぜか、きょうまたまた誕生日をむかえてしまった。
おめでとうなんていってもらう年ではないし…、むしろ、もう来てほしくほしくない!(残り少ない40代の一年間、いよいよカウントダウンが始まった〜)とおもうのだが、そんなことを言ったらバチがあたる…とも思う。
生きたくてもできない…(若くして命をたたれてしまう)人も少なくないのだから…。と、ニュースを見るたびにおもうし、身近な人でも若くして逝ってしまう人がいる。

昼間は、小学校の役員時代に苦労(?)をともにした友人たちと、毎年恒例の「来年の干支の絵」を描きながら、みんなのおもたせのケーキにシュークリームにお饅頭&ひさびさのおしゃべりで、ストレス解消。
午後、きょうで後期中間テストがおわったドレミが、一応(私のために?)ケーキを買ってきてくれた。
メールを開いたら、学生時代からの友人から、「おめでとう」のメッセージが届いていた。
平和な?国で、平和な家庭(たぶん)で、平和な誕生日。
あたりまえのことが、あたりまえにできる今を、大事にしなければいけないのかもしれない…。


2007年11月24日(土)
秋のもの思い
昨日は「子ども創作コンクール」の授賞式だった。
会場の日本出版クラブ会館は、飯田橋から神楽坂をのぼって行くその坂の途中の少し奥まったところにある。
きのうは、その神楽坂をのぼり…、そしてくだり…、往復の電車でいつになくいろいろな事を考えた。

このコンクールには、今年はじめて、関わらせてもらったのだが、いくつになっても、はじめての経験とか、初めての出会い…というのは、ウキウキするもので、緊張と興奮が入り混じった時間を過ごすことができるから不思議だ。

子どもたちの作品を読ませてもらった段階で、こういう作品を書く子はどんな子なのだろう? 動物のことを書いている子は、動物を飼っているかもしれないし、奇抜なぶっ飛んだ発想をしている子は、きっと本人もおもしろい子だろうな〜と想像しているわけで、で、実際に表彰式で会ってみるのは、とても楽しい。
中には、「あれっ、想像がはずれちゃった…」という場合もあるし、すでに高度な書くテクニックを身につけていたり、天性のリズム感を持っている子もいるけれど、たいていは、作品から想像した雰囲気を本人が一致している。おもしろい作品を書いているこは、しゃべってももおもしろいし、元気な作品の子は飛び跳ねてるし、やさしい文章の子は、おっとりやさしい雰囲気をもっているのだ。

つまりは、意識しなくても自分自身が作品に出る…? それは、子どもに限ったことではないのだなあ…とも思う。
うらをかえせば、自分をみがかなければ、それなりの光った作品はかけない…ということ。
坂をのぼり…、そしてくだり…、電車でいつになく考えたのは、そんな当たり前事だった。


2007年10月31日(水)
ポエム   酔っ葉らい
きょう
ひとコマの 秋が 過ぎゆく。
紅茶色の 空から
風に とばされた いちょうの葉が
酔っぱらったように
ふらふらと…
落ちてきた。

歩道には
無残に つぶれた
銀杏の 匂い…。

ロマンテイックな気分が
台無しだ!

「こんなところで
想い出に ひたるやつは
ろくでなしだよ…。」
ひろった 銀杏を
袋に 詰めて 売っている
ホームレスの 男に
ふいを 突かれ…
足早に 家路についた。

短すぎる 秋の 夕暮れは
寂しささえ 追い立てるように
暮れてゆく。





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