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2007年10月21日(日)
食欲の秋
暑いときは、「速く涼しくなってほしい!」と思っていたのに、急に涼しくなった。
半袖のTシャツをクローゼットの奥にしまいこみ、長袖のカーデイガンやジャケットを引っ張り出しながら、寂しさをかんじてしまう。
で、いったい私は、なにをやっているんだろう…と、チラリ落ち込みそうになるのを、即、きりかえて、短い秋を楽しみにでかける。(長年、こうやって感傷的にならずに秋を過ごしてきた習慣は、変えられないものだ)

で、日曜日、こちらもほぼ月例になっているお芝居鑑賞へ。森久美子の空中浮遊で話題の『イーストウイックの魔女たち』を楽しんだ。
おととしから都民劇場の会員になっているので、席はいつもベストポジションとは限らないが、格安でミューカルやお芝居がたのしめるようになった。(お芝居好きな方、おすすめです)
「テレビでは見るけど、お金を払ってまで…」と、食わずぎらいだった蜷川幸雄演出の作品も、(セリフがながく、役者泣かせ…という評判や、先入観があった)実際、この夏、初めて生で見てみたら、完全に圧倒された。蜷川作品が人気があるのは、当たり前だったんだなあ…。
それにしても、お芝居っておもしろい!

お芝居ついでに有楽町のイトシアをぐるり一周。すっかり変わってしまって、地元住人じゃないけれど、寂しい。
警備員がでているすごい人だかりの列に、『2時間待ち』の看板がでていた。
おもわず、警備員さんに、「なんの列ですか?」とたずねてしまった。テレビで話題のドーナツ屋さんの列だった。
食欲の秋…。
「どうしても食べたい!」っていう欲求に勝てないのもわかるし…、自分だって他人のことはとやかく言えないけれど、日本人の新し物好きには、まったく…呆れた。





2007年10月20日(土)
読書の秋
同人誌「ふろむ」の月例合評会で池袋へ。
芸術の秋のあとは、再び、読書の秋。

折りしも、同人の鳥野美知子さんの新作『鬼の市』が、出版されましたた。
詳しくはこちらです。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31970008
おめでとうございます!

いつもながら、テンポがよく、ユーモアあふれる文章で読者をあきさせません。
(小学校中〜高学年向きです。)



2007年10月17日(水)
芸術の秋
児童文学の友人たちと、『立原道造』記念館に行き、ついでに、根津〜本郷〜池の端〜上野と、秋の文学散策をした。根津の駅をおりて、徒歩7分、東大の弥生門裏手に、『立原道造』記念館がある。

立原道造については、名前を知っているだけで、作品を読んだこともなかったが、記念館に飾られた、彼の詩や絵画を見て衝撃をうけた。

記念館でもらった略年譜によれば、「立原道造(1914−1939)は、青春の憧れと悲哀を、音楽性ゆたかな口語でうたいあげ、ソネット(14行詩)詩人として活躍した」とある。
わずか24歳で、その生涯を閉じてしまったのだが、短い一生の中で、建築家として、詩人として、画家としても、人並みはずれた才能があったことがうかがえる。

詩も、もちろんだが、特に、パステル画が素敵だ。さすがに建築家だけあって、建物や風景画はもちろんのこと、一見たわいなく描いたような、魚や飛行船が混在した絵も、心に残る。色の対比をじゅうぶん考えたぬいたのだろうか…それとも、自然にこんなふうに描けてしまったのかな…?どっちにしても、ため息がでるほどの才能だ。
長生きすれば、どんなにかすばらしい作品をもっともっと残しただろうに…と思った。


2007年10月12日(金)
秋休みも終わり・・・
先週末〜今週は、一応、秋休みだったが…いろいろ、ドタバタ忙しかった。

公民館では「てづくり絵本サークル」の作品展示があり、楽しい中にも忙しく、いや、忙しい中にも楽しく? 無事におわった。
展示準備〜3日間れんぞくお手伝いしていただいた方々、せっかくの連休にでかけられず、ごめんなさい。どうもありがとうございました!

そして、今週は、またまたいろいろあっての実家通い…などなど。それはそれで無事に済んだのだけれど…、なんだか
ストレスがたまり、(田舎に住んでいても、けっこう人ごみが好きなので)きのうは、懲りずに、3度目の六本木ミッドタウンにトライしてきた!

いや〜、数ヶ月前のオープンの混雑がウソのよう。
サントリー美術館も新国立美術館もゆっくり見られたし、捜せば、ランチが安いお店もあったし、ほどほどに楽しめた。

それにしても、秋休みって、あまり有効…だとは思えない。学校の制度がころころ変わると、それに対応していく、子どもも大変…。
千葉県は、もうほとんどの学校が2期制になったが、中学生高校生にとっては前期の期末テストが9月入ってすぐにあるので、夏休みが楽しめない! 
また受験生にとっては、部活がおわり、いっきに夏期講習で入試対策までやってしまう! という流れだったのが、期末テストが気になって、先にすすめないのだ。
(なにしろ、3年の1学期(前期)の成績までが、内申書の点になるので…)
でもって、先週末〜今週はじめが、体育の日につなげた秋休み(5連休)。それこそ、地域の祭りだの、運動会だの文化祭だのが集中していて、親もこどもたちも、のんびり旅行になんて行けやしない。
こういう秋の行事は、ちょこっとずつコマ切れになっていてこそ、楽しめたのに…。

「こどものゆとりをなくす改革をしてるのは、誰だ〜?」といいたい。



2007年10月01日(月)
秋・・・・
友人の息子さんが作曲家としてCDデビューし、このところ車の中では、彼の軽快な曲を聴いている。進学や就職、そのときどきに母である友人の思いを聞いてきただけに…、自分が好きな音楽の道をしっかり歩き(走り?)はじめた彼を私も応援していきたい。頑張ってくださいね。



あ〜それにしても、若いっていいですねえ!

今日、ふと求人案内を見ていて、ほとんどの年齢制限が最高でも45歳だということい気づき、マイナーな気分になった。
そういえば、おとといあたりのテレビで中国の路面電車の運転手は女性が多く、長く働ける場だというのをやっていた。
ほ〜…と見ていたら、彼女たちが「定年の50歳まで元気に頑張ります!」と笑顔で言っていたっけ。
女の定年は50か???
前向きに! ポジティブに! と常に思ってきたし、若さという武器を手にしていたときは、それがそう難しいものだとは思っていなかったけれど、ふと気がつけば、その武器はすっかり錆付き…前向きになれない自分がいる。
もう、数えたくもない誕生日が秋のおわりのともにやってくると思うと絶望だー。(アニメ絶望先生も終わってしまい残念!)
人生の半分以上は過ぎてしまい、「自分はやるべきことをやってこなかったんじゃないか?」いや「ほんのチョビットで、やったつもりになってたんじゃないか?」
なにしろ、ビール1缶、ワイングラス1杯、(サワーは2杯)ですっかりいい気分になっちゃうような性格が、すべてにおいてしかり…。
夕食後、ついソファーでうたたね…のつもりが…いつのまにか、横になり、ふと…目がさめれば、スライム(いやつきたての餅?)みたいにダラりのびきっている自分に気づいていやになる。
あ〜…だんだん、どんどん後ろ向きに…絶望的に…なってきた。これじゃいけない!
前向きがむりなら、せめて横向きにでもなろうっと。


2007年09月23日(日)
お彼岸
昔から、暑さ寒さも彼岸まで…というけれど、来週になったら、少しは涼しくなるのだろうか?
パソコンを置いてある2階の部屋には、クーラーがないので今年の夏は全くつらかった。
夏休み、塾の講師のパートが40コマ以上も入っていたのだが、そのほとんどは、朝晩だった。つまり、朝涼しいうちに出かけて、真昼間「ここは赤道直下?」状態の自宅に帰宅。
2階はとにかく耐えられない暑さなので、クーラーの効いたリビングで本を読み始めると、ついウトウトしてしまい、気がつけば4時。そしてあせって夕飯の支度をして、またやっと涼しくなろうか…という5時頃に仕事に出かける…という、非効率的な日々。おまけに諸事情でほとんど毎年欠かさなかった海外旅行にも行っていない。
コマコマ遊んではみたものの、秋になって、「今年は夏休みが無かった…」という錯覚にさえ陥っている。いかん! やっぱり、秋にはショートトリップせねば!

遊びの面ではストレスがたまってしまったけれど、創作の面は9月も楽しいイベントがつづいた。
地元五井公民館の「手づくり絵本」講座は、やく1年やらせていただき、めでたく今月が一応最後のお茶会だった。何も指導なんてしなかったけれど、紙や道具を準備しただけで、メンバーのみなさんが、かなりすばらしい作品を作ってくれたので、内心、びっくりした。
作品の一部は、来月の公民館文化祭で展示される。
お近くの方、
10月6日(土)〜7日(日)、五井公民館文化祭、是非いらしてくださいませ!

おとなり袖ヶ浦子育てサークルさんでも、7月につづき今月も、「おりたたみ絵本とカードづくり」の講座をやらせていただいた。自分のことは棚にあげ、「簡単です。みなさんがんばりましょう!」と励ましているだけで、お母さん方が、くやしいくらい素敵な作品をつくってくれる。
おみやげに家庭菜園でとれたという、ゴーヤーまでいただき楽しい時間をすごさせていただいた。ありがとうございました。

同人誌「ふろむ」と読書勉強会「Be子どもと本」の集まりには、今月も元気で出席。書く腕はあがらないままだし、読書量とて、まわりの人には全く及ばないまま、もう何年も通っている。…けれど、まあ、あきずに楽しく続けることが、自分なりの気持ちの支えになっている。

今月は、くもんの子ども創作コンクールの下読みをさせていただいた。ここ数年、地元の、「水と彫刻の丘絵画コンクール」の審査などもさせていただいていて、いつも思うのは、「こどもにはかなわないな〜」ということ。
大人になったら絶対に描けないような勢いのある絵や、天性のセンスを感じてしまうキラリとした文章にであうと、完全にやられた…と思う。いったい自分はなんのために、へたくそな作品づくりに励み、あがいているのか?
まあ、子どもの才能をひがんでもしょうがない…。創作のほとんどの意味は自己満足だと思うけれど、それだけじゃない何かをさがしたい…。



2007年09月17日(火)
読書の秋
まだ暑い…とはいえ、9月になって、やっと本を読むモードになってきた。

まずは、友人にかりていた、今年話題の「一瞬の風になれ」を読んだ。高校陸上部を舞台に、天賦の才能をもったアスリートたちの友情や、走ることへの情熱やこだわりは良く伝わってくるのだが、さすがに3冊は長いような…。

別のに友人に借りたままになっていた、遠藤周作の『マリーアンワネット』を読んだ。フランス革命の時代が、貴族社会と庶民両面から客観的に描かれながら、少女マルグリット・アルノーが、その貧しさから、マリー・アントワネットに恨みをいだいていく心理描写が、見事だと思った。

ふと、時代物が読みたくなって、古本屋で、「モンテ・クリスト伯」を買ってきて読んだ。子どもの頃、『岩窟王』というタイトルに引かれて読み、いつかもう一度ちゃんと大人向けのものを読もうと思っていたのに、大人向けの原作は4000ページを超えるそうで…未だ読めていない。
もちろん今回も、ダイジェスト版。そのせいなのか…、あっというまに、昔感じた怖さやダンテスの怨念のようなものを感じないままに(展開の面白さはあるのだが…)読んだ。
子どものころには、その年齢にあった感動があり、その感動を、この年になってもう一度…というのは、無理なのだ。

昨日、実家に行ってさがしたら、昔読んだ『岩窟王』が残っていた。文体も古く、今では使われていない漢字が並んでいるが、懐かしい〜。自分のお気に入りだと思っていた本、昭和27年発行のその本には、なぜか、当時、近所にすんでいた何歳か年上のふたりの男の子のなまえが書いてあった。
そういえば…、昔は、(今より本がずっと貴重だったから、)つぎつぎ買ってもらえるものでもなかったし、学校の図書室にある本も少なかったから、息子がおおきくなってしまった近所のM崎さんというおばさんが、ときどき、それらの本をゆずってくれたのだった。
セピア色を通り越して、焦がしたように茶色くなった本をめくりながら、本も情報もあふれている今の時代…子どもは幸せなのかどうか…。と、つい考えてしまった。


2007年09月04日(火)
例年に無く忙しい夏休みが終わって、秋になった。
まだまだ暑い日は続いているけれど、友人からわけてもらったすず虫も鳴きだした。(3匹いるだけで、毎晩騒がしいくらいに鳴いている。)
平和だ…と感じる。この平和が守られてきたのは、否応なく戦争を経験してしまった世代の人たちの心と憲法九条の存在だとおもう。それが今、改憲にむけて走り出そうとしている。このままではいけない…と、幼い頃に戦争を経験された方もおっしゃっていた。子どもたちの未来にむけて、平和を守るために一人でできることは少ない。九条を守ろうという趣旨で結成された「九条の会」に加えていただいた。



2007年08月16日(木)
エキストラ体験
来年夏公開予定の『レッツサーモン合唱団』という映画の
エキストラ体験をしました。
ロケ地は実家から徒歩5分の千葉の青葉の森文化ホール。
今日のおもな撮影内容は、北海道の不良高校生たちが、
ゴリさん率いる先生とともに、尾崎豊の歌を熱唱し、
観客&審査員のゴスペラーズがそれに感動する…
というものでした。
エキストラにもいろいろあるでしょうが、今回のは、
ホールの椅子にすわってただただ見物&拍手をするだけの
観客の役。
限りなくラクチンなはずです。
が…、すわって待つのだけで、こんなに疲れるとは〜…。
集合時間の朝8時から、ひたすら待つこと4時間…。
なにもしないうちにお昼のお弁当。(まあまあ、おいしかったです)
午後2時になり、やっと拍手をする場面がやってきて、
1時間ほど撮影…。といっても、わたしたちエキストラ庶民は、
審査員席のまわりをかこんで雰囲気をだすだけなので、
カメラのはじっこ1ミリにも写りこんでいる気配はなし…。
(え〜? わざわざ、ジーパン以外の服装で来てください
なんて電話連絡があったから、チラリ撮られるかと思ったのにな〜…。笑)

にしても、俳優さん&カメラマン&映画スタッフの仕事って、ものすごい根性がいりそうです。
私たちがひたすら待っている(すわって見ている)間中、
ステージの上で、ほとんど立ちっぱなしで
繰り返し歌い歌い歌い…、
繰り返し倒れこみ倒れこみ(ピアノ演奏者の男の子の役)、
繰り返しその子を抱えて運び運び…、
ワンカットごとに、練習練習&テスト&本番で
やっと、次のカットへ。その同じシーンをまた
カメラの角度を変えて
何度も何度も撮影…。
そのたびに重そうなカメラを担いで運ぶ人たち…。
まさに気が遠くなるほど、力仕事&我慢の仕事! 
こっちは、すわっているだけで勝手に疲れた・・・なんて甘い〜。
凄いすごいと感動!
でも、「ほんとにすごいね〜!」という同意の
リアクションをもとめている私のよこで、娘のドレミは、
「まあ、あの人たちは仕事だから大変なのはあたりまえでしょ…」というクールな反応。
でも、記念品のTシャツももらい、それなりに楽しんだようです。

主役は夏帆さん、先生役が薬師丸ひろ子さんだそうです。
来年の公開が楽しみ!



2007年07月10日(水)
出版おめでとうございます
ふろむ同人の千葉留理子さんの本『さがしものクリニック』が、出版されましたた。
詳しくはこちらです。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31923457
おめでとうございます!

生きてることはさがしものの連続、たのしく心あったまる物語です。(小学校低学年向きです。)


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.04