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ムーンのぽつりぽつり日記
2019年12月7日(土)
クリスマスカード
毎年恒例の、手作りクリスマスカード。
今年は、こんな感じです。

みなさま、どうぞよいクリスマスを!


2019年09月13日(金)
台風一過
千葉県を直撃した台風、拙宅は、二晩の停電と、ちょっとした塀の倒壊で済みましたが、房総半島のあちこちで、まだ断水や停電が続いているとのこと、心配です。

夜の停電なんて、こどものころに経験して以来…何十年ぶり?
こんなに便利になった社会なのに、便利になればなるほど弱くなる部分があること…を実感しました。



2019年08月28日(水)
創作合宿
塾の夏期講習が終了。

塾の仕事は、時間にしばられるのですが、そのしばられ感が案外心地よいのが不思議です。また目の前にいる子(主に受験生)と一緒に頑張ったぞ…と、勝手な達成感も得られます。

今年も無事に夏をのりきったなあ〜と感慨にふけりました。


今日は、朝日カルチャー教室の講座でした。
皆さん、毎月、すばらしい作品を書いてきてくださり、こちらも頑張らねば…と、刺激をもらっています。




そして、週末は、毎年恒例の、「Be子どもと本の会」の創作合宿です。
参加者は14人。みんなすごい作品!!

夏をのりきったあとは、創作に力を入れて頑張らねば…。
ネバ…。




そういえば、先月の「Be子どもと本の会」の課題図書の

「トリック」、とても面白かったなあ〜。 ホロコーストを生き延びたユダヤ人の子孫である主人公の男の子と、あやしい(胡散臭い)奇術師…それが実は時代をさかのぼると…おばあちゃんの過去とつながっていた…。物語の中に惹き込まれるという感覚が味わえました。



2019年08月16日(金)
サーモンピンクのクッション
朝日カルチャー教室に通ってくださっている、つなしずえさんの本
「サーモンピンクのクッション」をご紹介いたします。

主人公は、アラスカからの転校生藤田君。日本の習慣になじみきれず悩み、保健室登校をするようになります。その保健室には、心が傷ついた子ばかりではなく、緊急な容態の子も運び込まれてきます。
藤田君という子どもの視点で、保健室に来るこどもたちやケガや病気に対処する保健室先生のことが描かれています。

実際に、長年にわたり学校現場で、保健の先生としてこどもたちに寄り添って生きてこられた作者の人生を感じました。きっと、緊急の場に何度も立ち会って来られたのだろうと想像しました。このおはなしのエピソードは、そのほんの一部だとおもいます 。内容もさることながら、こうした長編をしあげられた筆力に脱帽、もと保健室の先生である、作者にしか書けない珠玉の一冊です。
是非、お手に取ってご一読ください。

また、同じく朝日カルチャー教室の、佐々木カツコさんも、15万部発行の地域新聞「朝日れすか」8月号に、オリジナル童話、「たんぽぽ女王のシャボン玉」が、掲載されました。いつも、奇想天外な発想、かつ、おもしろい展開!のおはなしを書かれる佐々木さん、これからのご活躍が楽しみです。

朝日カルチャー教室の童話の講座を引き継がせていただいて、1年半。一応講師という立場("^ω^)・・・ですが、みなさん、書くことに情熱を持っていらっしゃる方ばかりなので、その楽しさも苦しさも知っている良き創作仲間。



2019年03月07日(木)
庭の花(ふきのとうと、水仙)
卒業シーズンになると、本格的に春だなあ〜と、感じます。

うちの庭にも、春の花が咲いています。


2019年01月25日(金)
こぶたのタミー はじめてのえんそく
おかげさまで、「こぶたのタミー」「こぶたのタミー 学校へ行く」につづき、拙作

「こぶたのタミー はじめてのえんそく」が本日発売になりました。

今回も、イラストの下間さんが、
全ページにわたり、お話にぴったり以上!のイラストを
つけてくださいました。

下間さんは、「ざんねんないきもの事典」の表紙&イラストも手掛けており、超多忙ななか、お仕事をこなしてくれました。感謝いっぱいです…。

3巻のタミーも、可愛がってくださると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


2019年01月20日(日)
「スケッチブック」ー供養絵をめぐる物語ー(Gakken)

ちばるりこ作・シライシユウコ絵




昨日、ふろむのメンバー、ちばるりこさんの出版記念会が
盛岡で開かれました。


供養絵というのは、亡くなった人の肖像画。

もし、生きていたら…なにをしたかっただろうか? 
どんな人生をおくっていただろうか?

そんなことを、想像しながら、亡くなった人の魂に、また残された人の心によりそいながら描かれた絵のことです。

ちばさんは、岩手県遠野のお寺で、供養絵をはじめてみたときからこの供養絵をテーマにした作品をいつか書こうと思っていたそうです。

このものがたりの主人公、紗理奈は、弟が生まれた直後に母を亡くしました。絵が大好きな紗理奈でしたが、コンクールに出した絵が賞をとったことで、学校で心無いうわさがひろがり、絵を描くことの意味を見失ってしまいます。

なつやすみ、遠野のおばあちゃんの家にいった紗理奈は、
お寺で供養絵に巡り合い、亡き母も、供養絵をかいていたことを知ります。
そして、供養絵を描くことで、絵を描くことの意味をみいだしていきます。

供養絵を描くには、(肖像画もそうだと思いますが)、その人をしってその内面まで絵にする必要があります。そういう絵を描けるのって、特別な才能ですよね。

紗理奈は、ただ絵が好きだというのではなく、本質を見る目、絵師の目をしています。それは、亡くなった母譲りの才能なのでしょうし、美術教師の父の才能もうけついでいるのかもしれません。

弟の時哉は、危険を察知する能力をもっており、そこも物語に魅力をくわえています。

イラストもイメージにぴったり。
読み進める中で、いったい紗理奈はどんな絵をスケッチブックに何枚も描きためているんだろう…と読み進めてくるわけで、そのあとに、登場するイラスト。

「あ、なるほど、たしかに、こんな絵に違いない」と、感動思いました。

感動の一作です。


2019年01月01日(火)
平成最後の年
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


2018年11月25日(土)
天馬のゆめ
天馬のゆめ(新日本出版社)ばんひろこ作

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内容(「BOOK」データベースより)

日本が戦争をしていたころ。飛行機乗りになるための訓練用に作られた、木造・布張りの小さな飛行機がありました。「天馬」です。弱虫でもいい、この重たい爆弾を、海の中に落としてしまえたら―

**********

こちらは、2016年に出版された本です。ばんひろこさんは、やさしい可愛い幼年童話などを、たくさん書かれている作家さんですが、これは、戦争の時代のおはなし。

それも、飛行機が主人公です。子どものような心をもった飛行機、天馬がなぜ、若者をのせ、機関銃でうたれ、海に沈んでいかなければならなかったのか…。幼年童話という形式で戦争の時代をこんな風にえがけるとは…。感動の一作でした。


2018年11月18日(土)
ラケットはつくれない
ラケットはつくれない、もうつくれない(梨の木舎)青海美砂作

青海さんのデビュー作です。偶然にも戦時中の作品をつづけて読みました。

青海さんのご実家だった、東京都荒川区の町工場が物語の舞台。モデルはご両親とお兄様だそうです。ストーリーは青海さんの創作とのことですが、実際にテニスラケットを作っていて、国家総動員法により、ラケットから軍需品を作ることになったことは、事実だそうで、ご本人の経験に基づいた部分が多いからこそでしょうか…物語にリアルなその時代の風が吹いているように感じました。


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